【Boys, be heroic!!】
製作:五目ペチカさん
進行:〜最終話まで

最終話プレイ前にセーブデータが吹っ飛び生殺し状態を味わってたシナリオ。
此度サンプルセーブの存在を聞きつけ小躍りしつつ突撃しました。
少年達の迎えた結末は果たして……?




10話:
最終話ルーパス編、とでも申しましょうか。
しょっぱなからごりごり最終盤モード。エイミがっ、エイミがー!!
でも彼女は自分を見失わなかったんだなぁ……人間としての弱さを想いで乗り越えるって展開はやっぱ熱いっス。
エイミみたいに本能の部分が強いキャラならば、それもことさら。
おかげで悲しいけれどやってやるってハイテンションモードで決戦に突入です。
良くぞ二人を助けてくれた、この時点でHeroです、ワルトゥさんマジぱねぇッス。
そんな相変わらずトばすセリフのワルトゥさんにゃ悪いが、
王様ほったらかしで縦横無尽に逃げ回り辛うじてクリア。直接消化マジ絶技。
後に事実上の最終決戦だと知りましたが、道理でムズい。
そして初めての共同作業で蜂の巣にされそうなG7さん。
純悪党に変わり果てたかと思ってたけど、根本的な行動理念が変わってないのを伺わせるセリフが。
この辺敵ながらあっぱれよ、いや撃ちますけどね。
とにもかくにも「肥料になれーーーッ!!!」ってな具合にルーパス君の能力発動、そしてフィナーレへ。


11話、そしてエピローグ:

「オマエに謝るのは、なんか癪だから……ありがとう、ルーパス

このセリフにガチで奮えた最終話ウェン編、そしてBBHの総括。
幸せを求めて突き進んだ善悪両者の結末が描かれています。
以降の話も含めて、こっからの具体的なストーリーはぜひプレイして確かめてほしいので割愛しますが、
上手い事テーマをまとめたなぁと感服するラストでした。
たどり着いたのは幸せな未来を感じさせる一方で、『せんせい』の言っていたエントロピー最大という言葉が脳裏をよぎる、
必ずしもどう転ぶか分からない締めなのですが、そんなこたぁある意味どうだっていいんです。
その理由もまた『せんせい』が代弁しています。
だからこそやはりHeroじゃなくHeroicなんじゃないかなーと思うわけで。
まァ、そんな細かい事は割かし置いといていいんです。
色々とネタバレネタバレなんでアレだけど、本当に良かった。そしてありがとうハチロク兄さん。


雑感:
随行衛星はほんま鬼仕様 2−4消化で(ダメージが)多い日も安心
・最初から最後まで徹底的に2828のメルレスコンビ。お前らもう結婚しちゃえよ
・ピンポイントなサンプルセーブをありがとう、とペチカさんに最大限の感謝


総括:
世界が祝福しないならプレイヤーが祝福してやんよ、そんなシナリオでした。
悲壮な覚悟で望んだはずがまさかこんな極上のエンディングを見せてもらえるとは。
ある意味看板詐欺ですが、まぁんな事はどうでもいい。
終わってみればシリアス短編でも屈指のお勧めになったのだから……。