【戒音旋律セネバネ】
製作者:Paper氏
プレイ:7話まで

プレイしよう、プレイしようと思ってたシナリオ、その2。
氏の作品はプレイ初めてだったりします。



どんよりした重苦しい雰囲気が特徴のSF等身大作品。
偶然出会ったロボ娘とともに始まる逃避行。
その果てに救いはあるのか、なんというか、あってほしい。


今のところ一話一話はサクサク進む。
それでも必要な情報提示はきちんとしてるし、表現方法や構成も巧み。
長編ドラマというよりは、3時間映画とか、尺的にはそんな印象。


世界観を端的に表したオープニングから始まり、
AとBの格差を端的に表した3、4話、無理なく世界観とキャラ描写をしてる印象。
樹さんはとてもいい人だと思う。社会に適応した善人というか。
そういう意味で↑のレビュと同じく、敵役にもしっかりした人間性を持たせてる。
僕にもこういう手ができりゃあなぁ。


降って沸いた美少女ロボは売り飛ばす。
実にたくましい貧民層の主人公、俺達オタとは一味も二味も違うぜ!
それでも主人公らしいバックボーンや信念があって、
土壇場で意を変えるだけの描写はあったので、まずは売られなくて一安心。


戦闘はキャラ一人につき二つの特性を持ち、それを切り替えて戦うシステム。
敵ユニットに関してもそうした特性を活用しないと面倒な連中を揃えている。
個人的には誠一のMinorが微妙に使い辛いんだけれども。
威力の面で繋ぎ、命中重視なんだけれども、燃費が悪いし。
というよりMajorの忍耐自動発動が優秀なおかげか。


雑感:
Exit処理おもしれー、2話の奴は僕の急所にもストライク。
無感情キャラはやはり話を客観的に分析させやすい。
無表情ゆえの毒が心地いい。Mじゃないよ?ドMだよ?
赤崖を1−2Pで苛めるのが俺のジャスティス。
必要とは言え、んな事くっちゃべっていいのか尋問官のエイリンさん。
騎士団と警察の組織構造、どうなってんだろ?
描写自体は吸収せにゃならないレベル、ただ視覚演出の面では弱いかも。
僕がライターとして活動しだしたのがそういうの方向に動いてる時期だった故か。
視覚に派手さを求めてしまうのは悪い癖。自重せよ。



現在7話、公開分までの折り返し地点なワケですが、
AMDナンバーズとか、梨乃ちゃんの今後の行動とか、
気になる事尽くしなので、二三日中に最新話までプレイして、
今後も継続してプレイしていくつもり。